みかんは教育関係の職についておりまして、最近英語教育の難しさに直面しております。
保護者様に説明する機会も多いのですが、皆様揃って「変化したことも大変になったこともわかる。でも、調べても難しい言葉ばかりでいまいちどう変化しているのかわかりにくい」というお言葉を多くいただきます。
きっとネット上にもそのような方は多くいらっしゃるかと思いますので、今日は噛み砕いて、できるだけわかりやすくお伝えできればと思います。
このブログでは、なるべく簡単にわかりやすくお伝えするために詳細は省いているところも多数ございます。
また、難しい言葉を置き換えていたりするためニュアンスが微妙に違う点もあるかもしれません。
もっと詳しく確実に知りたい方は、各大手塾さんや専門家の方が詳細な内容を含めた記事を書いてくださっておりますのでぜひそちらをご覧ください。
みかんからもお答えできる内容もありますので、コメントにて質問していただいても構いません。
小学生の英語教科化
現在成人済の我々の世代は、小学校で英語を「勉強する」ことはほとんどなかったかと思われます。
ここでみかんの申します「勉強する」とは、「英語を教科として学び、テストが実施され、通知表で評価がつく」という意味です。
せいぜい外国語として触れるだけ、教科書があったとしても通知表に5段階評価なとが載ることはありませんでした。
中学1年生になって初めてA-Zをしっかりと書けるようになる。
中学初めての中間試験は「A-Zを間違いなく書くこと」のような問題だった方も多いのではないでしょうか。
2020年の新学習指導要領改定により、英語は小学校で「必修化」されました。
現在は小学3年生から「外国語活動」として英語に触れ始め、小学5年生からは「英語」もしくは「外国語」として教科化されています。
教科化されたため、小学5年生からはテストもあり、通知表で評価されます。
もちろん筆記テストですので、A-Zは書けることが前提です。
どれだけ繰り下がってきているかは明らかですね、、、。
中学校・高校の英語
小学生でここまで進むのです。
当たり前ですが中高生も学ぶ内容は変化しています。
わかりやすいところで言うと、英単語数の増加でしょうか。
2021年度までは中高6年間で学ぶ英単語数は約3000語でした。
しかし新学習指導要領の改定により、2022年度からは約4300語まで増えています。
小学校で学ぶ英単語数も含めると合計約5000語。
数字で見るとわかりやすいですね。
その他、高校では英語の教科自体も変化しています。
日常会話により近い生きた英語の習得が目的の「英語コミュニケーション」と、ディベート(討論会のようなもの)やスピーチなど発信力を養うことが目的の「論理・表現」の2教科が新設されました。
みかんが高校生の時には「コミュニケーション英語」と「英語表現」の2種類だったので、ここでも目に見えて変化がわかりやすいですよね。
おうちで手軽にできること
「英語教育が大きく変化したことはわかった。でもじゃあどうしろっていうの?」という声が画面の向こうから聞こえる気がします。
中高生の内容になると英語が苦手な親御さんでしたら手に負えないかもしれませんが、未就学児や小学生なら打つ手ありです。
おすすめの方法をいくつかご紹介します。
①アルファベットポスターを御手洗に貼る。
みかん的にはいちばん効果絶大だと思います。
まずはABCを見慣れることからです。
ひらがなやカタカナを習ってもないのに書ける子って一定数いますよね。
それは、普段から日本語の文字を見ているからです。
同じようにアルファベットを当たり前のものとして見えるところに置いておけば、さぁ書こう!ってなった時にもそんなに抵抗なく書き始められます。
また、みかんが「御手洗に」とピンポイントで言った理由は、御手洗には他に見るものがないからです。
リビングに貼っていてもおもちゃやテレビなど他の誘惑がたくさんで、なかなかじっとポスターを見ることはないと思います。
その点、御手洗には基本的に他の誘惑はありません。
用を足している間見るものもないので、必然的に唯一貼ってあるポスターを見る確率がグンと上がります。
これはアルファベットに限らず、ひらがなカタカナの日本語でももちろん応用できますし、大きくなれば日本地図や元素記号を貼ってみたりしてもいいのではないでしょうか?
②アルファベットかるたで遊ぶ
日本語にイロハかるたがあるように、アルファベットでもかるたをしてみましょう。
市販されているアルファベットカードを購入し、親御さんが言ったアルファベットを取らせる。
みかんのおすすめは、「大きく書かれたAの文字とりんごの絵」くらいのドシンプルなカードです。
購入しなくても、ABCくらいなら手書きでカードを作ってあげてもいいと思います。
音と文字を一致させるにはもってこいの遊びです。
少し大きくなったら(めやす小学高学年~)A-Zそれぞれで始まる言葉の絵だけが載っているカードを取り札にして、親御さんが「A!」と言ったら「apple(りんご)」の絵が描いてある札を取る、みたいにレベルアップさせてもいいでしょう。
③書く練習はお名前から始める
ひらがな50音書けないけど、読めもしないけど、自分のお名前だけは書けるよっていうお子さん多いのではないでしょうか?
それに英語も追加しちゃえばいいんです。
自分のお名前だけは英語でも書けるよって子は、みかんが仕事で携わっている未就学児さんでもかなりの数を占めます。
自分のお名前が書けるようになったら次は兄弟のお名前、お父さんお母さんのお名前、、、と身近な人のお名前からどんどん練習させてあげてください。
自然と書けるアルファベットの数が増えていきます。
英語は今後も絶対必要
いかがでしょうか?
英語はこれから先、生きていく上で避けては通れないものになると考えています。
日本企業でも社内公用語を英語にしている会社も増えてきている中、英語ができるかできないかで職に困るか困らないか左右されるようにもなるかもしれません。
ぜひ「苦手になる前に」「嫌いになる前に」、生活の中で英語に触れるような環境を作ってあげてください。